クレジットカード現金化は違法スレスレの取引といえます。
カード会社との間には規約があり、この規約に基づけば現金化は違反行為です。
この規約違反が発覚すれば制裁としてクレジットカードが利用停止になったり、強制的に退会させられたり、詐欺罪として訴えられる可能性もあります。
この記事では
- 現金化のカード利用停止について
- 現金化の違法性
- 現金化がバレないためには
- カードが利用停止になった場合の対処法
などについて解説します。
クレジットカード現金化の違法性について
クレジットカード現金化に法令などはありませんから違法行為には当たりませんが、違法スレスレのグレーな取引であることに間違いありません。
それはカード会社の規約には違反する行為だからです。
現金化は本来のショッピング枠の使い方とは異なり、現金を得る目的で利用しますが、カード会社では現金化目的でクレジットカードを使うことが以下のように規約で禁止されています。
10.会員は、現金を取得する目的として商品・権利の購入または役務の提供などにカードのショッピング枠、ショッピング残高枠(第19条第2項に定めるものをいう。)を利用すること(以下「ショッピング枠現金化」という。)はできません。なお、ショッピング枠現金化には以下の方式等がありますが、現金を取得することを目的とするショッピング利用である限り、方式のいかんにかかわらず、禁止の対象となります。
・・・・・
2.カードの所有権は当社に属し、カードおよびカード情報はカード表面に印字された会員本人以外は使用できないものとします。また、会員は現行紙幣・紙幣の購入、または現金化を目的として商品・サービスの購入などにカードのショッピング枠を使用してはならず、または違法な取引に使用してはなりません。
2.当社は、会員が利用枠を超えた利用をした場合もしくは利用をしようとした場合、利用枠以内であっても短時間に換金性商品を連続して購入する等カードの利用状況が不審な場合または延滞が発生する等のカード利用に係る債務の支払状況等の事情によっては、カードショッピング、キャッシングリボおよび海外キャッシュサービスの全部または一部の利用を一時的にお断りすることがあります。
1.(4)換金を目的とした商品購入の疑い等、会員カードの利用状況が不適当または不審があると当社が判断した場合
このようにハッキリと現金化の禁止が明記されています。
カード会社の規約にはあるものの、その行為自体は、カードで買い物をして不要になったから売った、またはキャッシュバックを受けたという形になるため、通常のショッピングと何ら変わりません。
例えば、
「商品を購入したけどやっぱり気が変わった」
「思っていたよりも似合わなかった」
「プレゼントのために買ったけど渡す予定がなくなった」
だから売却したということであれば何ら問題ありません。
こういったことはあり得る話ですよね。
利用者にどういう目的で購入したのか問いただすしかありませんが、「現金化目的ではない」と言えばそれまでです。
現金化は、このように曖昧で、合法か違法かの線引きが難しく、グレーな取引きとなっているのが現状です。
クレジットカード現金化でカードが利用停止される
ここまでお話した通り、クレジットカード現金化は違反行為です。
カード会社に知られた場合は以下のような処分を受ける可能性があります。
- カードの利用停止
- 強制退会
- 利用金額(借りている分全て)の一括返済を要求される
- 詐欺罪
状況によっても違いますが、クレジットカードの現金化については、カードの利用停止されることが多いです。
現金化による不正利用とみなされると、カードは一時的に利用停止になるだけでなく、今後一切使えなくなる可能性もあります。
この場合、信用情報機関に記録が残ってしまうため、新たにクレジットカード申請しても発行は難しくなります。
また、クレジットカードの解約は利用者からされることがほとんどで、カード会社側から強制退会させられるケースは法的整理をされた場合などに限られます。
クレジットカード現金化はなぜバレてしまうのか
では、カード会社に現金化が知られないようにするには、どうしたら良いのでしょう。
カード会社ではカードの利用状況を常に監視していて、現金化目的での利用も監視の対象です。
1件1件、目で確認しているわけではなく、不正検知システムによって利用されたものを自動的にシステムで確認します。
そのシステムで引っかかると自動的にカードが利用停止となり使えなくなります。
この自動検知システムで現金化が疑われるような利用は、
例えば、
- 金券など換金性の高い商品を購入した場合
- 高額な決済を繰り返した場合
- 短時間で何度も決済が行われた場合
- 普段と異なる利用があった場合
などがあります。
このような場合、自動的にカードが利用停止になります。
解除してもらうためにはカード会社に連絡をするしかありませんが、その際、購入目的を聞かれることがあります。
現金化だということがバレないように、上手な言い訳をする必要があります。
また、こうしたケースではカード会社のほうから連絡が来ることもあります。
クレジットカード現金化をバレないようにするには
現金化は以下の点を抑えることでバレにくくできます。
- 金券など換金性の高い商品の購入や大量購入、連続購入はしない
- キャッシング枠は使いきらない
- 支払い期限は必ず守る
- リボ払いを使わずできるだけ一括払いする
- 現金化業者を利用する
金券類も現金化での購入を防ぐため、クレジットカード購入できない場合が多いですが、信販会社のギフトカードなどカード購入できるものもあります。
こうした金券の大量購入や連続購入は現金化利用を疑われやすいので注意が必要です。
また同じ高級ブランド品やゲーム機を何個も購入すう場合も同様です。
現金化をする場合、キャッシング枠の使い方に注意しておくことも大事です。
例えば現金化を疑われないために、キャッシング枠を上限いっぱいまで使わずに少し残しておくようにします。
できれば半分、多くても3分の2程度に抑えておくことがおすすめです。
上限まで使ってしまうとお金の調達ではないかと疑われやすくなります。
クレジットカードの利用金額は毎月の支払い期限までに支払いをしましょう。
多くの方が口座引き落としでしょうから、期限までに忘れずに口座に入金しておきます。
支払いが遅れがちだと、信用情報が悪くなっていくので、それだけでカードの利用停止に繋がります。
現金化目的での金券購入などをすればなおさらカード利用停止のきっかけになります。
リボ払いにすれば毎月返済の負担が少なくて済むメリットはあるものの、返済が長引き、その分利息も多く支払わなければならないデメリットもあります。
こうしたリボ枠もの利用状況も、カードの利用停止される条件に一つになります。
リボ払いを多く使っているカードで現金化する場合は注意が必要です。
クレジットカード現金化をするなら、自分でやるよりも現金化業者に申込みして現金化するほうが安全です。
優良業者を利用すれば、金券などを使う方法を避けて、上手に決済してくれますからカード会社にバレる心配は軽減します。
手数料がかかるため、自分で現金化したほうが高換金率ですが、カード利用停止などリスクを考えると業者を利用したほうが安全です。
現金化で購入した商品は、売却したりして何を買ったのか忘れてしまいがちですが、カード会社から問い合わせがくることもありますから、きちんとメモしておくなどして覚えておくことが大切です。
クレジットカード現金化を疑われた時の対処法
もし、カード会社に現金化が疑われてしまったらどうしたらいいのでしょう。
焦らずに以下の対処をしてみてください。
- カード会社から電話がきたら必ず対応する
- 現金化目的での購入だとは絶対に言わない
- しばらく現金化での利用は控える
カード会社から電話がきても絶対に無視はいけません。必ず対応しましょう。
電話に出ないことで余計怪しまれてしまいます。
また、購入した商品のレシートなどメモがあれば手元に置いておき、問われてもきちんと商品の説明ができるようにしておきます。
現金化が疑われて、どのような目的で購入されたか聞かれても現金化や換金目的で購入したことは言ってはいけません。
曖昧な回答もしないようにしましょう。
「自分で使うために購入した」、「プレゼントで購入した」などしっかりハッキリと答えれば、それ以上問われることはほとんどありません。
自分で現金化だと言わない限り、実際のところは本当に現金化かどうかカード会社では分かりませんし、証拠なども掴めないためそれ以上問うことはできません。
カード会社から現金化が疑われるような問い合わせがあれば、しばらくは現金化での利用は控えるようにしましょう。
問い合わせがくることでしばらくはマークされている可能性もありますから、そこでまた不審な利用があるとさらにカード会社から怪しまれてしまいます。
現金化で利用するなら数ヶ月は現金化利用を避けて、冷めたころにまた少しずつチャレンジするのがいいでしょう。
クレジットカード現金化の上手な言い訳とは
もしカード会社から現金化の疑いをかけられたらどのように弁解をすればいいのでしょう。
下手に言い訳をしてしまえばバレてしまい即利用停止となってしまいます。
現金化をしたら、問い合わせがきてもきちんと答えられるように念のため回答を準備しておくと安心です。
上手な言い訳として、例えば、
- お祝いのお返しで複数の商品券やギフト券のカード決済が必要だった
- イベントの幹事で景品の準備が必要だったため複数の商品券やギフト券をカード決済した
- 会社からの依頼で客先への謝礼の準備のためカード決済した(立て替え払い)
- 会社からの依頼で客先へトラブルのお詫びとして必要だったためカード決済した(立て替え払い)
- (ブランド品であれば)つい欲しくなって買い過ぎてしまった
- 兄弟や従兄弟の誕生日が近くプレゼントのために購入した
などです。
購入するものによって言い訳は異なるでしょうが、疑われないようしっくりくるような言い回しを考え、上記内容を基本とし、応用させて利用してみてください。
クレジットカードが利用停止されたら
クレジットカードが利用停止になってしまったらどのようにしたらいいのでしょう。
カードが利用停止になる理由は様々あります。
例えば、
支払いを延滞していたり
不正利用が疑われたり
ほとんど利用されていないカードなど
このような理由でカードが利用停止になることが多いですが、現金化が原因で利用停止になってしまうと、解除されるのはほぼ難しいでしょう。
一時的に不正利用検知システムが作動し、利用停止になることもあります。特に規約違反となるような使い方をしていなければ、通常カスタマーセンターなどに電話すれば解除してもらえることが多いです。
しかし、現金化は規約違反ですから利用停止になれば解除してもらうことは困難です。
ただ、何の前触れもなく利用停止になっていたら、なぜ利用停止になっているのか、カード会社に問い合わせをし、現金化が疑われる使い方が原因であれば、現金化ではないことを訴え、上手に言い訳をする必要があります。
問い合わせする前にきちんとシミュレーションし、ハッキリと答えられるよう準備しておきましょう。
曖昧な回答で現金化がバレてしまえば元も子もありません。
疑いが晴れればカードは復活しますが、しばらくは現金化利用は控えたほうが無難です。
ネットの会員サイトで利用状況をチェックすることもできます。カードが使えなければ問い合わせ前に、利用状況を確認してみるといいかもしれません。
このように様々な理由で利用停止になってしまう可能性を考えてクレジットカードを複数枚持っておくのがいいかもしれません。
1枚が利用停止になっても他のカードを使うこともできます。複数枚カードを作る場合、同じカード会社のものではなく違うカード会社のカードを申請するようにしましょう。
同じカード会社のカードだと1枚が利用停止になると他のカードも利用停止にされてしまう可能性もあります。
カードが利用停止になったからといって諦めず、問い合わせし、現金化での利用ではないと訴えれば利用停止は解除してもらえる可能性が高いです。
とはいえ、実際すぐに利用停止されることはほとんどありません。
問い合わせがきても本人確認と使途をちょっと聞くだけで終わります。
しかし、金券の購入が頻繁にあるような場合だと、事情を細かく聞かれることがあります。その際に、下手なことをしゃべってしまうと現金化がバレてしまうことがあります。
金券ショップなどで換金するために新幹線の回数券などを大量に購入しても「上司から頼まれた」というような言い訳を準備していれば、ほとんど問題になることはありません。
しかし、万が一の際にはとんでもないことになってしまいますから、そのような「リスク」があることは覚えておきましょう。
利用停止になりずらい現金化とは
自分で換金性の高いものを使って現金化する場合、利用停止のリスクが高いというデメリットがあります。
現金化業者を利用して現金化をすることでカードの利用停止のリスクを軽減して、安全に現金化することができます。
現金化業者は商品買取方式やキャッシュバック方式でカード決済を行い現金化しますが、海外の決済代行会社を使って決済を行うため、現金化での利用だということがカード会社には分かりません。
ただし、中には悪徳業者もおり、そのような業者を利用すれば詐欺被害に遭ったり、カード会社にバレてカードが利用停止になってしまうトラブルもあります。
業者を使った現金化をする場合は、優良業者を利用するようにしましょう。
また、受け取れる金額は、換金率によって変わります。
これは業者ごとに違います。
なるべく換金率の良い、手数料のかからない業者に依頼しなければ損するので、条件を比較して、良い換金率で受け取れるサービスを利用しましょう。
カードでお金を作るには?
クレジットカードを持っているなら、現金化サイトを通してお金を作ることができます。
手続きはスマホ申込で、30分くらいで入金してもらえます。
申し込み条件はクレジットカードなどの対応カードを所有していることのみ。審査で落とされる心配はありません。
最近ではクレカを持ってない人でも利用できるように、後払い系バーチャルカード(ペイディ、バンドルカードなど)や、携帯系プリカ(auPAYプリペイド、dカードプリペイドなど)が使える業者も増えています。
以下におすすめの現金化サイトご紹介しておきます。