クレジットカードやショッピングローンで買ったiPhoneを売っても問題ない?
買取市場でも高値で取引されて、値崩れしづらいと言われているiPhoneですが、買ってすぐに売っても問題はないのでしょうか?
クレジットカードやショッピングローンなどで購入する方法もありますが、分割購入したiPhoneを売ることは問題ないのでしょうか?
この記事では、
- iPhoneの売り先は?
- 分割払いで購入したiPhoneを売る場合は?
- iPhone売却時に注意するネットワーク利用制限とは?
について解説しています。
iPhoneはどこで売却できる?
オークションサイト
iPhoneを売却する場合、ヤフオクなどのオークションサイトに出品する方法は、手間こそあるものの1番高く売れる方法です。
自分で最低落札価格を設定できるため、安売りを防ぐことができます。
また、ヤフオクは利用者が多く、出品すれば多くの人の目に止まるので、適正な市場価格で売却することができます。
例えば、Appleで販売されている「iPhone11」と「iPhone11Pro」を購入してヤフオクで出品して売る場合、いくらで売ることができ、換金率はどのくらいになるのか参考例をご紹介します。
まず、iPhone11を転売する場合です。
ブラックの64GBなら以下のようにAppleで税別74,800円(税込82,280円)です。
それをヤフオクで出品された一例を見ると、65,800円で落札されています。
換金率は約80%となります。
やはりiPhoneは人気が高いので高換金率で売却できます。
では次にiPhone11Proを出品した場合はどうでしょうか。
シルバーの512GBはAppleで税別144,800円(税込159,280円)です。
ヤフオクに出品すると、126,000円で落札されています。
ゴールドよりシルバーのほうが少し高く出品されていました。
換金率にすると約79%です。
このようにiPhoneなら定価の80%前後での価格で売却が可能です。
フリマアプリ
フリマアプリも基本的にはヤフオクと手順は同じです。
最近ではオークションより手軽に使えるフリマアプリも人気で利用者も多いため、iPhoneもたくさん出品されています。
中古でも良いから安くiPhoneを買いたいと、思う人は多いので落札もされやすいです。
ではこちらもいくらで売ることができるのか見ていきましょう。
iPhone11のホワイト64GBをAppleで購入すると、税別74,800円(税込82,280円)です。
これをメルカリで出品した例を見ると、75,555円で落札されています。
換金率は約92%とかなりの高換金率で落札されています。
では、iPhone11Proの64GBの出品例を見てみましょう
Appleでは、税別106,800円(税込117,480円)で購入できます。
これをメルカリで出品した場合、103,000円で落札されていました。
換金率は約88%です。
メルカリのほうがヤフオクよりも落札相場が高めです。
買取店(買取業者)
iPhone専門で買取りしている買取店の他、総合リサイクルショップなどでも買取されています。
また、店頭で買取りのお店とオンライン業者もいます。
店名 | 買取方法 | 紹介文 |
---|---|---|
TSUTAYA | 店頭・オンライン | TSUTAYAは全国に店舗があるため比較的行きやすい。 CD、DVD、ビデオのレンタルや販売、本やゲームソフトの販売以外にも 買取事業を行っており、iPhoneなどのスマホの買取もしている。 |
ゲオ | 店頭・オンライン | ゲオも全国に店舗があり、TSUTAYA同様、CD、DVDなどのレンタル・ 販売、ゲームソフトの販売、また、スマホなどの買取事業を行っている。 ゲオモバイルで宅配買取ができる。 |
ソフマップ | オンライン (店舗によっては 店頭買取) |
ソフマップは基本的にオンラインでの買取を行っている。 ビックカメラグループの買取アプリ「ラクウル」でiPhoneの 宅配買取ができる |
カメラのキタムラ | 店頭・オンライン | カメラのキタムラでも店頭・宅配にてiPhoneの買取を行っている。 店頭買取は全ての店舗で買取を行っているわけではないので 確認してから来店するのが良い。 |
パソコン工房 | 店頭・オンライン | パソコン工房はパソコン以外にもiPhoneなどのスマホの買取も行っている。 店頭またはオンラインで買取り申込みができるが、店舗数はそんなに多くないため、 オンラインの利用が便利。 |
ネットオフ | オンライン | ネットオフは、本やコミックなど古本・中古本、CD、DVD・ブルーレイ、 ゲームソフトなどの宅配買取と中古通販を行っており、iPhoneなどスマホの買取も している。 |
バリQ | オンライン (茨城県古河市に 買取店舗あり) |
バリQは基本的に宅配買取。本、CD、DVD・ブルーレイ、ゲーム、PC、タブレット、 iPhoneなどのスマホも買取している。送料無料で査定が早い。 |
バイヤーズ.COM | オンライン | バイヤーズ.COMは宅配買取または出張での買取を行っている。 ネットから簡単に査定ができる。デジタル家電やモバイル、カメラなどに 力を入れている。 |
モバイルステーション | 店頭・オンライン | モバイルステーションは大阪に店舗があるが、ネットで買取り依頼ができるため 全国どこからでも申込み可能。モバイルを専門で買取りしているため、 高価買取が期待できる。 |
参考買取価格は以下を参照ください。
機種 | 買取価格(キャリア) (未使用品中古品状態による) |
買取価格(SIMフリー) (未使用品中古品状態による) |
---|---|---|
iPhoneSE 64GB | 24,000円~38,000円 | 29,000円~43,000円 |
iPhone11 Pro Max 64GB | 57,000円~80,000円 | 77,000円~100,000円 |
iPhone11 Pro 64GB | 44,000円~67,000円 | 64,000円~87,000円 |
iPhone11 64GB | 36,000円~53,000円 | - |
iPhoneXS Max 64GB | 44,000円~62,000円 | - |
iPhoneX 64GB | 33,000円~47,000円 | - |
iPhone8 Plus 64GB | 23,000円~40,000円 | - |
iPhone7 Plus 32GB | 14,000円~25,000円 | - |
iPhone6 16GB | 1,000円~7,000円 | - |
iPhoneをできるだけ高く売る方法
同じ機種を同じ買取先で売っても、状態などの条件によって買取価格が変わる場合があります。
こうした点に気をつけるだけでも買取価格が高くなります。
- 手に入れたら、できるだけ早く売る
- キレイな状態で
- 付属品がある
- 初期状態にしておく
発売されてから日数が経ってしまうと値が下がっていきますから、早く売るほうが高く買い取ってもらえます。
開封せずに、そのまま買い取ってもらえば高く売れます。転売目的であれば買った状態で持ち込みましょう。少しでも汚れていれば値は下がりますから、汚れているなら柔らかい布で拭くなどして落としましょう。
説明書、Apple純正のヘッドセット、充電用のケーブル、USB電源アダプタ、箱などの付属品もあれば高く売れます。付属品がないとマイナス査定となってしまいますから、セットの物は全て取っておきましょう。
使用したiPhoneであればアプリやデータを消去し、初期の状態に戻しておく必要があります。そのまま持ち込むと買取店側で作業することになり、マイナス査定となります。簡単に初期状態に戻すことができます。
分割払いで残債があるiPhoneは売れない?
分割払いが終わっていないiPhoneは、買取してもらえないか、買取価格が安くなります。
携帯キャリアでiPhoneを買った場合、本体代金は分割払いになっていることがあります。
iPhone転売のときに、分割払いの残債があると買い取ってもらえないことがあります。
残債がある端末の転売は違法ではありませんが、残債の返済支払いが滞ると、中古iPhoneの購入者が「ネットワーク利用制限」にかかります。
「ネットワーク利用制限」とは、通信ができない状態のことです。
ネットワーク利用制限のかかったiPhoneは「赤ロム」と呼ばれており、この赤ロムのiPhoneは別のSIMを差し込んでも使えません。
それを防ぐため、「分割買取」という方法を実施しているショップもあります。
これは、残債がある場合には、まず買取価格の半額を受取り、残債を完済すると残りの金額が受け取れるというものです。
ただその中古iPhoneを購入した人は、赤ロムとなってしまう可能性があるため、買取店側も中古購入者もリスクがありすぎます。
このようなことから、残債がある場合は買取してもらえない場合が普通です。
また、買い取ってもらえたとしても買取額は低くなります。
Apple公式のショッピングローンで購入したiPhoneは売れる?
上述のネットワーク利用制限や赤ロムの話は、ソフトバンクやドコモなどの通信キャリアで購入したときの話です。
一方、SIMフリー版のiPhoneを端末だけで買った場合は事情が違います。
Apple公式サイトでiPhoneを分割払いで購入した場合は、ネットワーク利用制限はありません。
Apple公式サイトでの分割払いはオリコが代行しています。
オリコからAppleに一括で支払いされ、毎月の支払いをオリコにしていくことになります。
もし返済が滞ったとしてもオリコは通信キャリアではないのでネットワークの利用制限をかけることはできません。
なので、Apple公式のショッピングローンで購入したiPhoneはネットワーク利用制限問題は起こりません。
iPhoneを売る前に必ずやっておくべきこと
iPhoneを売却する際、事前に確認しておかなければならないことがあります。
- ネットワーク利用制限を確認
- 端末を初期化
- アクティベーションロックを解除
- パスコードをリセット
- SIMカードの取り出し
ネットワーク利用制限の確認
ヤフオク、メルカリではネットワーク利用制限が「〇」の場合のみ出品できます。
その他、買い取り店でもネットワーク利用制限については必ず確認されます。
ネットワーク利用制限については、各通信キャリアそれぞれ、以下のページから確認ができます。
- IMEI(個体番号)を確認する
- ネットワーク利用制限の確認をする
以下の3つのいずれかの方法でIMEIを確認します。
・iPhoneの設定から確認する
・通話画面を開き「*#06#」を入力し、電話番号で確認する。
・iPhoneのSIMトレイまたは本体の背面の刻印で確認する
以下のそれぞれのサイトにIMEIを入力して確認できます。「〇」が表示されていれば出品できる端末です。
ドコモ利用制限の確認
au利用制限の確認
ソフトバンク利用制限
アクティベーションロックの解除
アクティベーションロックは盗難や紛失時に第三者から情報を守るための機能です。
出品する際は、以下の手順で、このロックが解除してあることを確認してください。
「設定」→「Apple ID」→「iCloud」→「iPhoneを探す」→の順でタップし、iPhoneを探すの項目をオフにします。
パスコードのリセット
パスコードがかかっている場合は、それもリセットしておきましょう。
「設定」→「TouchIDとパスコード」→「パスコードをオフにする」の順にタップし、パスコードをオフにします。
iPhoneの初期化
それと端末の初期化をしておく必要があります。
iPhoneの初期化の手順は以下の通りです。
「設定」→「一般」→「リセット」→「すべてのコンテツと設定を消去」→ 「iPhoneを消去」の順でタップをすると初期化できます。
SIMカードの取り出し
最後に、SIMカードは必ず取り出した状態で出品しましょう。未使用品や未開封のものはSIMは入っていませんので、そのままで大丈夫です。
カードでお金を作るには?
クレジットカードを持っているなら、現金化サイトを利用してお金を作ることができます。
手続きはスマホからの申込で、30分程度で入金してもらえて現金化できます。
申込み条件はクレジットカードなどの各種対応カードを所有していることのみ。審査で落とされる心配はありません。
最近では、クレカがない人でも、後払い系バーチャルカード(ペイディ、バンドルカードなど)や、携帯系プリカ(auPAYプリペイドなど)が使える業者も増えています。
以下におすすめの現金化サイトご紹介しておきます。