電車で使えるということもあってPASMOを財布代わりに持っている人も多いでしょう、
残高が中途半端になって使わなくなったPASMOや、他の電子マネーに乗り換えて使わなくなったしまったPASMOがあって整理したいという人もいるんじゃないでしょうか。
PASMOにチャージした残高は現金化することができます。
どうやってやるのでしょうか。
この記事では、
- PASMO残高を現金化する方法
- PASMOのカード現金化について
- PASMOで貯まったポイントでも現金化ができる
など、PASMOを使った現金化の方法について解説します。
PASMOを現金化する方法
PASMOの残高を現金化する方法は以下の通りいくつかあります。
- 払い戻しで現金化する
- 切符のキャンセルで現金化する
- 換金性の高いものを購入して転売して現金化する
- 商品の返品を使って現金化をする
それぞれを詳しく解説していきます。
①払い戻しで現金化する
同じ交通系ICカードのSuicaは、払い戻しを使って現金化をすることができます。
PASMOも同様に払い戻しによって現金化が可能です。
本人確認書類とPASMOを持ち、PASMOエリアの駅窓口やバス営業所等に行って、窓口で払い戻ししたい旨伝えます。
その場でデポジット500円とチャージ残額を合わせた金額が返金してもらえます。
払い戻しには手数料220円がかかりるので、残高からこの手数料が引かれた額が返金されることになります。
これでチャージ残高は現金化できますが、カードを返却しなくてはなりません。
また、誤ってチャージをした場合には、以下の条件を満たせばチャージ金を戻してもらうことができます。
- チャージした当日であること
- チャージした場所であること
- チャージしてから利用していないこと
- カードタイプのPASMO
基本的には現金で返ってきますが、返金ではなくチャージの取消しとなってしまうこともあります。
モバイルPASMOにチャージした金額は取り消すことができません。
端末の不具合や通信エラーなどにより、何度もチャージの操作を行った場合、後に当該回数分の処理が完了し、ご希望よりも多くの金額がチャージされる可能性がありますので、ご注意ください。
また、このような場合でも操作の取消しや払いもどしはできかねますので、ご了承ください。
PASMO定期券のPASMOを払い戻ししたいなら、手間ですが、1度磁気定期券にすることで返却することなく現金に戻すことができます。
- 定期券の発行元の駅の窓口へ行く(定期券に発行した鉄道会社名が書いてある)
- 窓口で磁気定期券に変更してほしい旨伝える
- 磁気定期券に発行替えしてもらう(少々時間がかかる)
- PASMOの払い戻しをお願いする(そのまま続けてお願いしてもいいが、別の駅でも良い)
- デポジットの500円とチャージされていた金額が全額払い戻しされる
- 後日、磁気定期券をPASMO定期券に発行替えする(デポジット500円要)
ただし、この方法は手間で時間がかかるため、磁気定期券に変更を断る鉄道事業者もあるようです。
その定期券を発行した窓口で磁気定期券に変更できるか確認してみましょう。
クレジットカード一体型のPASMOは払い戻しが面倒
クレジットカード一体型PASMOは残高の払い戻しが面倒です。
払い戻しをするとPASMO機能は一旦使えなくなります。
再度PASMOを使う場合、クレジットカード一体型PASMOの初期設定を再度行い、クレジットカード紐づけの設定も行う必要があります。
その後、オートチャージ設定を行うことでクレジットカード一体型PASMOが復活します。
②切符のキャンセルで現金化する
払い戻しはPASMOが回収されてしまいます。
購入した切符をキャンセルで返金してもらえば、PASMOが回収されず換金できます。
やり方は、駅の自動券売機でPASMOを使って切符を買い、払い戻しをします。
自動券売機には払い戻しの機能がついていますから、そのまま現金で払い戻しができます。
京急の自動券売機では、普通乗車券・往復乗車券・回数券・入場券・おとくなきっぷ(一部を除きます)の購入が可能です。
なお、乗車券類を購入した場合は【磁気運賃】が適用されますので、ご了承ください。
ただし、路線によっては券売機に払い戻しの機能がない場合もありますが、その場合は駅の窓口での払い戻しになります。
A.使用開始前であれば、駅係員にお申し出ください。無手数料で払い戻しをさせていただきます。
③換金性の高いものを購入して転売して現金化する
PASMOのチャージ金を使って換金性の高い物を購入、転売して現金化ができます。
レジに以下のマークのあるればPASMOで買い物ができます。
例えば、コンビニや駅の売店、キオスクなどは使えますし、以下のような駅ビルやショッピングセンターなどで使えます。
- イトーヨーカドー
- アリオ
- イオン
- ダイエー
- ドン・キホーテ
- サミット
- ららぽーと
- ビーンズ
- ルミネ
- エクセルシオールカフェ
- 銀座ルノアール
- ココ壱番屋
- サンマルクカフェ
- ジョナサン
- ガスト
- バーミヤン
- マクドナルド
- 松屋
- 吉野家
- 夢庵
- ウェルシア
- サンドラッグ
- クスリのアオキ
- マツモトキヨシ
- ツルハドラッグ
- ビックカメラ
- ソフマップ
- ブックオフ
など
PASMOを使って金券類を買うことは難しいため、ゲーム機類の購入転売がおすすめです。
ビックカメラやソフマップ、ヨドバシカメラで家電やPC関係、ブックオフではPASMOでゲーム機が購入可能です。
PASMOの上限が2万円ですから、多くても2万円までになります。
流行や発売状況などがありますから、その都度高く売れるものは異なります。
買取価格を公開している業者もいるので、そちらを参考に商品を選ぶといいでしょう。
このように人気ゲームでれば定価の60%〜90%ほどで換金できます。
その他、駅ビルやショッピングモールなどでブランド品(バックや衣料など)はPASMOでも購入できるものがあります。
ブランド品なら金券ショップや質屋でも換金が可能です。
④商品の返品を使って現金化をする
電子マネーで買ったものを返品した場合、通常は電子マネーに返金することもありますが、現金で返金される場合があります。
電子マネーはクレジットカードほど決済手数料が高くないので、手間がかからない現金で返金することが多くなっています。
手っ取り早いのはコンビニです。
ほとんどのコンビニでPASMOを使って支払いができますが、返金は現金になります。
コンビニでたばこを1カートン購入し、買い間違えたフリをして返品をすれば現金化することができます。
1カートン3,000円~6,000円ほどです。
ただ返品はお店側に負担をかけてしまうわけですし、迷惑行為ともいえますから、心苦しさを感じてしまうデメリットはあります。
PASMOでのクレジットカード現金化はやりにくい
PASMOを使ってクレジットカード現金化をする場合、オートチャージ設定は必須です。
オートチャージ設定をしたPASMOでないとクレジットカードからチャージすることはできません。
また、オートチャージ設定できるクレジットカードは決められています。
以下のクレジットカードがオートチャージ設定できるカードですから、ない場合は作る必要があります。
オートチャージ設定をすると、あらかじめ設定した金額を残高が下回ると自動的に指定した金額がチャージされ、上限月5万円まで使うことができます。
オートチャージ設定をしておくことで、足りなくなった時に手動でチャージする必要がありません。
オートチャージ設定をする際、以下のような注意点があります。
※上記のカード(画像)以外にも対象となるカードがあります。詳しくは各社WEBサイトをご参照ください。
※お申込みのクレジットカード名義人は、モバイルPASMOに登録した会員と同一の名義人に限ります。
※PASMOオートチャージサービスのお申込みには、クレジットカード会社と㈱パスモの所定の審査があります。審査の結果によっては、お申込みのご希望に添えない場合があります。その場合は審査結果通知メールにて、PASMOオートチャージサービスのお申込み不成立の通知をします。
※モバイルPASMOのオートチャージサービスご利用のためのお申し込みは、モバイルPASMOアプリでのみ可能です。
このようにどんなクレジットカードでもPASMOと紐づけできるわけではなく、決められたカードのみでPASMOにチャージすることができます。
Suicaに比べると、クレジットカードチャージがしにくいことや上限が低いこと、PASMO決済できる店舗が少ないことなどからPASMOを使った現金化はやりにくいといえます。
PASMOのポイントでも現金化
PASMOを上手に使えばポイントが貯まって、そのポイントも現金化に使うことができます。
貯まったポイントは以下のような使い方が可能です。
- PASMOにチャージする
- ANAマイルに交換する
- 楽天ポイントに交換する
- nanacoポイントに交換する
メトロポイント10ポイント=PASMO 10円でチャージできます。
メトロポイント1,000ポイント=ANA 600マイル
メトロポイント500ポイント=楽天ポイント500ポイント
メトロポイント500ポイント=nanacoポイント500ポイント
PASMO、楽天ポイント、nanacoポイントなどに交換して、換金性の高いものを購入して転売すればポイントも現金化できます。楽天ポイントならEdy、nanacoポイントならnanacoへチャージして実店舗で使えます。
換金率で損をしないように、できるだけ高く売れる物を選定し転売しましょう。
PASMOの残高確認方法
PASMOの残高の確認方法ですが以下の手順となります。
- PASMOエリアの駅(PASMO鉄道事業者の全駅)の券売機で「チャージ・残額履歴」をタッチする
- PASMOを挿入する
- 残高を確認する
どこの駅やどこの券売機でも残高確認できるわけではなく、パスモ鉄道事業者の駅のみで残高確認ができます。
カードでお金を作るには?
クレジットカードを持っているなら、現金化サイトを利用してお金を作ることができます。
手続きはスマホからの申込で、30分程度で入金してもらえて現金化できます。
申込み条件はクレジットカードなどの各種対応カードを所有していることのみ。審査で落とされる心配はありません。
最近では、クレカがない人でも、後払い系バーチャルカード(ペイディ、バンドルカードなど)や、携帯系プリカ(auPAYプリペイドなど)が使える業者も増えています。
以下におすすめの現金化サイトご紹介しておきます。