職業訓練受講給付金(求職者支援制度)を利用して借入するためには

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職業訓練受講給付金(求職者支援制度)

職業訓練受講給付金(求職者支援制度)は、雇用保険等を受給できない求職者(受給を終了した方を含む)が、ハローワークの支援によって職業訓練を受講する場合、職業訓練期間中の生活をお金で支援してもらえる制度です。

求職中は収入がなく生活も大変ですよね。仕事のための訓練を受けながら、就職支援が受けられ、お金も受け取れるという、非常に助かる制度です。しかも全て無料で受けられます。
職業訓練受講給付金は職を失ったり、お金がないときに借入れとして使うことはできるでしょうか。

無職や求職中だからといって誰でも受けられるものでもなく、受けるためには条件があります。

給付額

給付額は以下の通りとなっています。

・職業訓練受講手当:月額10万円
・通所手当(職業訓練実施機関までの交通費):経路に応じた所定の額(上限額あり)
・寄宿手当(配偶者や家族と別居していて他人や知人の家に住まわせてもらっている場合にもらえる手当。ハローワークが必要性を認めた方が対象):月額10,700円

給付条件

下記の7項目全てに当てはまらないと支給してもらえません。
また、当てはまっても付随して追加条件等が存在しますので、詳しくは厚生労働省のホームページで確認しましょう。

1、本人収入が月8万円以下
2、世帯全体の収入が月25万円以下
3、世帯全体の金融資産が300万円以下
4、現在住んでいるところ以外に土地・建物を所有していないこと
5、全ての訓練実施日に出席していること
(やむを得ない理由がある場合でも、支給単位期間ごとに8割以上の出席率がある)
6、世帯の中に同時にこの給付金を受給して訓練を受けている人がいないこと
7、過去3年以内に、偽りその他不正行為により、特定の給付金の支給を受けていないこと

職業訓練受講給付金の申込み方法

手続きの流れ

1、現住地を管轄しているハローワークで求職の申込みを行い、求職者支援制度の説明を受けます。

2、ハローワークで職業相談を受けながら、適切な訓練コースを選び、受講申込書などの必要書類を受け取ります。

3、ハローワークの窓口で、受講申込みの手続きを行います。同時に給付金の申請をします。(審査があるのですぐに受領はされません)

4、ハローワークで受付印を押印してもらった受講申込書を訓練実施機関に提出します。

5、訓練実施機関による選考(面接・筆記等)があります。

6、訓練実施機関から合格通知が届いたら、訓練開始日前日までにハローワークに行き、「就職支援計画」を作成してもらいます。また、これに基づく職業訓練を受けるための支援指示をそこで受けます。

7、訓練受講中~訓練修了後3ヶ月間は、原則、月に1回、ハローワークが指定する日(指定来所日)にハローワークに来所し、定期的な職業相談を受けます。給付金の支給申請も行います。

職業訓練受講給付金の事前審査に必要な物

職業訓練受講給付金を申請する前に下記の物を用意しておきましょう。

個人番号が分かるもの:マイナンバーカード、通知カード、マイナンバーの記載のある住民票(住民票記載事項証明書)などどれか1点
身分が確認できるもの:マイナンバーカード、運転免許証など1点
職業訓練受講給付金を受け取るために必要なハローワークから渡された各種用紙:受講申込書、受講申込・事前審査書(安定所提出用)、職業訓練受講給付金要件申告書、職業訓練受講給付金通所届の各必要事項に記入したもの
添付書類:3ヶ月以内に交付された住民票謄本の写しまたは住民票記載事項証明書(世帯の構成および続柄が記載されたもの)、事前審査申請日の前月に得た申請者本人および全ての同居配偶者等の収入を証明する書類(賃金明細書など。もしくは、源泉徴収票、市区町村が交付する所得証明書[額面が記載されたもの]など)、申請者本人または同居配偶者等が保有する事前審査申請日の残高が50万円以上である全ての預貯金通帳または残高証明(直近1カ月以内に交付されたもの)、給付金の振込先となる通帳、その他ハローワークが求める書類

支給の申請に必要な物

支給してもらう際に必要な物です。
職業訓練受講給付金支給申請書(訓練実施機関による受講証明を受けたもの、受講証明がない場合は無効)
就職支援計画書
給付金支給状況(支給記録)
やむを得ない理由で訓練を欠席(遅刻・早退を含む)した場合は、その理由を証明する書類
寄宿手当の支給を希望する方は、寄宿を開始したことまたは終了したことを証明する書類

求職者支援制度対象者

職業訓練受講給付金を受けるための求職者支援制度の対象となる方は、下記の4項目全てに当てはまった方が支援の対象です。
・ハローワークに求職の申込みをしていること
・雇用保険被保険者や雇用保険受給資格者でないこと
・労働の意思と能力があること
・職業訓練などの支援を行う必要があるとハローワークが認めたこと

職業訓練受講給付金の注意点

全ての条件に当てはまらなければ給付してもらえない

申請したからといって誰でも給付金を受け取れるわけではありません。
職業訓練受講給付金を受けとるには条件があり、その条件全てに当てはまっていなければ給付金は受け取れません。同居家族全員の収入を足して月25万円以上あれば対象外です。自分の収入も8万円以下でなければなりません。
また、世帯全体の資産(貯金含む)が300万円以上あれば給付は受けられません。

それなりに収入があれば給付を受けるのは難しいので、家族と同居している場合、受けられない可能性は高いです。

不正受給に注意

お金が必要だからといって、嘘を記入した書類を提出するなど不正に職業訓練受講給付金を受けようとすることは禁止されています。もしバレてしまえば、給付どころか逆に罰金を払わなければなりません。

過去に別の不正受給をした人も職業訓練受講給付金を受けることは難しいでしょう。
借入れ感覚で申請するような、安易な気持ちで利用するのはやめましょう。

公的制度ですから、ルールを守って利用しなければ、今後、他の制度が利用したくてもできなくなってしまうこともあるでしょう。のちのちのためにもやめておいたほうが良いでしょう。

提出書類が多く審査もある

職業訓練受講給付金を受けるには、様々な書類を提出しなければなりません。自分に関するものだけでなく、家族の収入を証明するようなもの、資産や貯金の分かるものなどとにかく提出物が多くなっています。

まずはいろいろと準備しなければならないでしょう。
細かくチェックし審査され、1点でも引っかかれば給付は受けられませんので注意しましょう。

前向きに仕事を探すことが条件

職業訓練受講給付金は求職者支援制度の一環です。
求職支援のための給付ですから、前向きに仕事を探したり、仕事に繋がる訓練を受けたりできなければ、給付されてもすぐに打ち切られてしまうでしょう。

給付条件として、まめに就職活動も行わなければなりませんし、お金目的だけで簡単に受けられる支援ではありません。きちんと理解したうえで申し込みしてください。
ただ、他にも公的な給付制度がたくさんありますが、その中でも職業訓練受講給付金は申請しやすく受取りやすい給付金といえます。

他の給付制度はもっとたくさんの証明書類の提出が必要だったり、審査も長くかかることがありますから、それに比べたら利用はしやすい制度といえます。
といっても、繰り返しになりますが、職業訓練受講給付金を受け取りたいなら、真面目に就職活動をすることです。

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