現金にする方法はありませんか?
飛行機に乗る人ならマイレージやマイルが貯まっているかと思いますが、クレジットカードのポイントとしても付与されるようになって、飛行機に乗らない人でもマイルが余っているといことが増えています。
貯まったマイルは、飛行機の運賃代わりが基本的な使い方ですが、旅行する時間もないし有効期限は迫っているという時は困ります。
いっそのことマイルを現金に換金できればと考える方も多いんじゃないでしょうか。
マイルは、現金化することができます。
この記事では、
- マイルの換金価値について
- マイルの有効期限
- マイルを現金に換金する3つの方法
について解説します。
1マイルって何円?マイルの換金レート
マイルは飛行機に乗った際、「1マイル=1.60934キロ」で、飛行機に乗った距離に応じて貯まります。
また、クレジットカード利用でもマイルは貯めることはできて、基本的には200円で1マイルもらえます。
さて、そこで気になるのは1マイルは何円の価値があるのかということ。
通常のポイントは1ポイント=1円の価値であることがほとんどですが、1マイルは1円ではありません。
飛行機に乗るとマイルが貯まりますが、国内線、国際線、シーズンの違い、ビジネスクラス、ファーストクラスなどの利用でマイルの価値は違います。
1マイルの価値は=「運賃÷必要マイル数」で算出できます。
例えば、片道の運賃が25,000円で必要なマイル数が6,000マイルだった場合、
「25,000円÷6,000=約4.2円」
この場合、1マイルは約4.2円相当となります。
ビジネスクラスやファーストクラスの場合は運賃が高いわけですから、1マイルの価値も高くなります。
買い物などで貯まるポイントのように常に価値が同じではないのがマイルです。
結論からいいますと「1マイル=1.2円~16.5円相当」となります。
航空券 | 消費マイル | 航空運賃 | 1マイル価値 |
---|---|---|---|
国内線(東京〜沖縄) | 9,000マイル | 17,190〜28,490円 | 1.91〜3.17円 |
国際線エコノミー(韓国) | 15,000マイル | 60,290円(往復) | 4.01円 |
国際線エコノミー(ロンドン) | 55,000マイル | 273,910円(往復) | 4.98円 |
国際線ビジネスクラス(ロンドン) | 90,000マイル | 637,060円(往復) | 7.08円 |
国際線ファーストクラス(ロンドン) | 165,000マイル | 2,740,060円(往復) | 16.6円 |
国際線ファーストクラス(シンガポール) | 105,000マイル | 921,620円(往復) | 8.78円 |
また、航空券以外にもマイルは以下のような方法で使ったり電子マネーに交換したりできます。
マイルの電子マネーへの交換レートは1マイル=1円が相場なので、航空券で使う方のに比べて交換比率は悪いです。
- 座席クラスのランクアップができる(ビジネスやファーストへ変更できる)
- 他社のポイントへ移行できる
- クーポン券に交換できる
- 電子マネーに交換できる
マイルを使って座席クラスをランクアップさせることができます。
ANAやJALで移行できるポイント先が違いますが、例えば、楽天ポイント、Tポイント。nanacoポイント、ヤマダポイント、Pontaポイント、dポイントなど。ほとんどが1マイル=1円相当です。
マイルはANAやJALのクーポン券に交換することができ、空港内の売店や機内商品の購入、提携宿泊施設での支払いなどに使うことができます。
マイルは電子マネーに交換できます。例えば楽天Edy、nanaco、WAON、Suicaなどで、基本的には1マイル=1円の価値となっています。
マイルの有効期限
JALのマイルもANAのマイルも有効期限は3年です。
正確には3年後(36か月後)の末日までです。
有効期限は忘れやすいですが、気を付けなければ損してしまいますので注意しましょう。
もし、このマイルの有効期限が切れそうになっても飛行機に乗る予定がないなら、他のポイントや電子マネーに交換したり、オンラインショップのクーポンと交換するなどして使いましょう。
そのまま失効するのはもったいないです。
飛行機以外でマイルを貯める方法
飛行機によく乗る人はマイルが貯まりやすいですが、飛行に乗らないという人(通称おかマイラー)でも、マイルを貯めている人はたくさんいます。
飛行機以外でもマイルがたまる方法を見ていきましょう。
クレジットカード機能付きのマイルカードを作る
マイルのポイントバックがあるクレジットカードであれば、日常の買い物でもマイルがたまります。
生活費や公共料金などの支払いにも使えばマイルも貯まりやすくなります。
JALならJALカード、ANAならANAカードなどマイルがたまるクレジットカードが有名です。
他のポイントをマイルに移行する
今は様々なサービスでポイントカードがあって、利用している方も多いでしょう。
そんなポイントをマイルに移行することができます。
例えば、楽天スーパーポイント、Tポイント、nanacoポイントなどはANAマイルに、dポイント、PontaポイントはJALマイルに移行できます。
あまり良いレートではないもののマイルをどんどん貯めたい方、ポイントの使い道に困っているならマイルへの移行も良いでしょう。
電子マネーで貯める
JALマイルはWAON、ANAマイルは楽天Edyでマイルが貯められます。
WAONで貯めるならJMB WAONカードを作りましょう。
基本200円で1マイル貯まります。
楽天EdyはANAマイレージクラブカードに内蔵のされています。
そのカードをそのままEdyで利用すれば200円で1マイル貯まります。
提携ホテルの利用
航空会社が提携するホテルに宿泊するとマイルが貯まります。
宿泊費で付与されるマイル数が決まっているホテルや宿泊日数で付与されるマイル数がきまっているホテルなど、施設ごとに異なります。
マイルを現金化する方法
マイルはそのまま現金に換金することはできませんが、以下のような方法で現金化することができます。
投資信託を買ってすぐに売る
マイルを使って投資信託の売買をすることで現金に換えることができます。
投資信託と聞くと難しそうなイメージですが、手順は簡単です。
また、マイルで直接投資信託を購入することはできませんが、Tポイントに換金することで投資信託を使った現金化ができます。
SBI証券の投資信託の購入にTポイントを利用することができます。
Tポイントは「1マイル=1ポイント」で交換できますから、1万マイルあればTポイントが1万ポイント分に換金でき、1万ポイントで1万円分の投資信託を購入できます。
マイルをTポイントに交換する際、2万マイルまでにしておくのが良いでしょう。それ以上になると1万マイルが5,000ポイント相当となり、損してしまいます。
まずはマイルをTポイントに交換する手順を説明します。(ANAマイルをTポイントへ交換)
- ANAのトップページの「ANAマイレージクラブ」をクリックする
- 左側のマイルを選び、「使う」の中の「ポイント交換」を選ぶ
- 提携ポイントへの交換が表示されるのでその中の「Tポイント」を選ぶ
- 「Tポイントに交換する」をクリックする(申込み後10日ほどでTポイントに反映されます)
- ログイン後、必要事項を入力し、交換の申込みをする
Tポイントは1ポイント1円として利用できるのですが、投資信託は1ポイントから使うことができ、上限はありませんから、大量にポイントが貯まっていれば全てのTポイントを使うことができます。
国内の債券で、手数料無料の投資信託を選んで購入し、すぐに売れば損失は少額で済みます。ただし金額指定のものが対象で、口数での購入、積立、ジュニアNISAは対象外です。
SBI証券の口座の開設は無料で、口座維持費等の手数料もかかりません。また、住信SBIネット銀行の口座開設も無料です。
口座を開設し、Tポイントで投資をする流れです。
詳しい口座開設手順は以下の通りです。
投資信託購入のポイント
購入手順とともに解説します。
- SBI証券のトップページの上部「投信」をクリックする
- 左側の「投資信託を探す」の中の「条件検索:パワーサーチ」をクリックし、左側のキーワード検索の「ノーロード」を選ぶ
- 銘柄を選んだら、「金額買付」を選択する
- 必要事項を入力する
- 分配金受取方法は「受取」にチェックを入れる
- 取引パスワードを入力する(最初に設定したSBI証券の取引パスワードです)
- 「注文確認画面へ」をクリックする
- 注文内容を確認し、「注文発注」をクリックする
- 注文完了
- 右のマイページの中、「トータルリターン」をクリックする
- 先ほど購入したものの今の状況が表示される
- すぐに売ったほうが良いので、右の「売却」を選択する
- 注文金額は「全額」にチェックを入れ、売却方法は解約となっているのを確認すること
- 取引パスワードを入力する
- 「注文確認画面」をクリックする
- 売却完了
- 表示されている受渡日に現金が受け取れる(約定日は注文が確定した日のことです)
初めての方は手数料が無料のものを選ぶのが良いでしょう。
手数料無料の銘柄がランキングで表示されるので、1番上の1番人気の銘柄を購入するのが無難でしょう。
(黄色部分の箇所に入力します。上から「特定預り/一般預り」を選択、購入金額は使うTポイント数を入力します。Tポイントを1万ポイント使うなら「10,000」を入力します。ポイント利用の箇所は「すべて利用する」を選びます。)
(トータルリターン部分がプラスになっていればその数字分プラスになっているということ)
下のほうに売却について表示されています。
JALマイルでAmazonギフト券に交換する方法
マイルはAmazonギフト券に交換することができ、そのAmazonギフト券を売って現金に換金ことができます。
ANA、JALのどちらのマイルでもAmazonギフト券が購入できます。
- JALマイレージバンクのサイトにログインする
- 「マイルを使う」をクリックする
- パートナ特典を選択する
- 表示された交換先の中の「Amazonギフト券」を選択する
- 「特典を申し込む」をクリックする
- 必要事項を入力し申込みをする
- 完了後、約1週間から10日で郵送(簡易書留)またはEメールでAmazonギフト券が届く
(1万マイル=1万円相当のAmazonギフト券と交換できます。1回につき1万マイルまで交換でき、交換回数の上限はありません。)
交換したAmazonギフト券は、Amazonギフト券専門の買取サイトなどで換金できます。
金券ショップのように換金率が発生しますから、その換金率によって受け取れる金額が変わります。
換金率は平均80%前後で、サイトによって換金率は違いますから換金率が良いサイトを選びましょう。
仮に1万円分のAmazonギフト券を換金すると8,000円が受け取れることになります。
全額現金化とはいきませんが、マイルをお金に換えたい人にとってみれば手っ取り早い方法です。
町の金券ショップでは買取していませんので、ネットの買取サイトを利用して換金しましょう。
買取手順は以下の通りです。
- Amazonギフト券の買取サイトにネットから申し込む
- 折り返し、業者から電話またはメールで申込み内容の確認と本人確認の連絡がくる
- 指示に従い、Amazonギフト券を業者に送る
- 業者でギフト券の確認が取れ次第、自分の金融機関の口座に振込みしてもらえる
(買取サイトはたくさんありますので、利用者が多く評判の良いサイトを使うようにしましょう。)
ANAマイルでAmazonギフト券に交換する方法
ANAマイルは交換先の対象の中にAmazonギフト券がありません。
ですから、一旦別のポイントなどに交換してからAmazonギフト券に換えます。
例えば、ANAマイルはnanacoポイントに交換することができ、以下の手順でnanacoを使ってAmazonギフト券を購入します。
事前にnanaco会員登録が必要です。
- ANAマイレージクラブのサイトにログインする
- nanacoポイント交換ページから申込みをする
- 必要事項を入力し申込みをする
申し込みの約10日以降に受取操作を行い、ポイントを受け取ります。
「nanacoセンター預り分」としてnanacoポイントが移行されますので、受け取りをする場合、セブンイレブンなど指定された場所で残高確認またはチャージをし、nanacoモバイルはアプリの操作でチャージができます。
nanacoにチャージができたら、セブンイレブンでnanacoを使って1万円分のAmazonギフト券を購入します。
購入後は、先ほどのJALマイルのところでお伝えした手順で、Amazonギフト券買取サイトに申込みして、買い取ってもらい換金します。
Tポイントへ交換して換金
ANAマイルはTポイントへ移行することができます。
そして、そのTポイントは直接現金に換金することができます。
以下の条件をクリアしていれば現金化が可能です。
- Tポイントが1,000ポイント以上あること
- ジャパンネット銀行の口座があること(ない場合は開設すること)
- Yahoo!ウォレットの受取口座があること(ない場合は開設すること)
- ジャパンネット銀行を登録しているYahoo!JAPAN IDがあること
ジャパンネット銀行の口座がない場合は開設し、Yahoo!ウォレット受取口座の登録も必要です。
上記がクリアしていれば以下の手順で、Tポイントを現金に換えることができます。
- ヤフーにログインし、交換可能なポイント数を確認する
- Yahoo!ウォレット受取口座情報にジャパンネット銀行口座を登録してあること
- 現金への交換条件を満たしていると、こちらの「Tポイントを現金に交換」ページに「手続き開始」ボタンが表示されている
- 手続き開始をクリックする
- 「Tポイント交換(現金)の重要事項」を確認して、「同意する」を選択する
- 現金に交換したいTポイント数を入力する
- 入力したTポイント数および交換される金額を確認する
- 入力内容を確認後、「申し込む」ボタンをクリックすると申し込み完了
(1,000ポイント以上10ポイント単位で交換できます。)
(※Tポイントを現金交換する際の申し込みには、ジャパンネット銀行の口座開設を行い、Yahoo!ウォレット受取口座登録が必要です。)
(表示されていない場合はログインできていないか、条件を満たしていません。)
カードでお金を作るには?
クレジットカードを持っているなら、現金化サイトを利用してお金を作ることができます。
手続きはスマホからの申込で、30分程度で入金してもらえて現金化できます。
申込み条件はクレジットカードなどの各種対応カードを所有していることのみ。審査で落とされる心配はありません。
最近では、クレカがない人でも、後払い系バーチャルカード(ペイディ、バンドルカードなど)や、携帯系プリカ(auPAYプリペイドなど)が使える業者も増えています。
以下におすすめの現金化サイトご紹介しておきます。