クレジットカードの明細書に知らない請求があったらどうする?

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クレジットカードはとても便利なのですが、スキミングやフィッシング詐欺などで不正利用されてしまう事が怖いです。
ある日突然クレジットカードの利用明細書に、身に覚えのない請求が記載されていたら…
考えるだけでも怖いですよね。
でもそんな時こそ落ち着いて対処するべきです。
そこで、クレジットカードに知らない請求が記載されていた場合の対処方法などについて調べてみました。

それは本当に身に覚えのない請求?

クレジットカードの利用明細書に使った覚えのない請求があったとしたら非常に慌ててしまいそうですが、まずは落ち着いて詳細をよく見てみましょう。
その請求は、本当に知らない請求なのでしょうか。

クレジットカードの利用明細書には使った場所、日付、金額が記載されます。
でも自分が認識している店の名前と利用明細書に記載される名称が異なる事があるのです。

例えばネットショップの場合、運営会社とショップの名前は異なる事が多いでしょう。
利用明細書には運営会社の名前が記載される事が多いです。

カード現金化も、サイト名とは異なる名前で記載される事が多いです。
分かりづらくて不便と思うかもしれませんが、その方が現金化が分かりにくくて都合がいい事もあるのです。

まずは決済された金額と日付をチェックして、自分が利用した情報と照らし合わせてみましょう。
請求名に不安があれば、使ったショップに問い合わせて間違いがないかを確認してみるといいでしょう。

明細書の内容をチェックする為にも、ショップから渡される利用明細やレシートはとても大事です。
クレジットカードの支払いが終わるまで、しっかりと保管しておきましょう。

なぜ不正利用されてしまうのか

まったく使った覚えのない請求であれば、やはり不正利用という事になります。
そういう場合はカード会社へ連絡して、カードの利用を停止・再発行してもらわなくてはなりません。

それにしてもなぜクレジットカードの不正利用があるのでしょうか。
まず考えられるのが、どこからかクレジットカードの情報が洩れてしまっているという事です。

・ネットショッピングのカード決済時に情報が漏れた
・スキミング被害にあった
・フィッシング詐欺にあった
・クレジットカードが盗難された

それ以外にもランダムにカード情報を入力して、使われてしまう事もあるようです。
オンラインショッピングの場合、通常だとセキュリティコードやその他の情報の入力が必要ですが、もっと簡易的に少ない情報の入力で決済できる場合もあるようです。

悪意のある人間が無作為にカード番号を作り運悪く自分のカード番号と一致してしまったら、不正利用されてしまう恐れがあるという事です。

不正利用に数日気付かず放置した理由

不正利用されてもすぐに気付かず、気付いた時には数回利用されてしまってたなんて事もあります。
少しでも被害を少なく抑えるには最初の段階で食い止めておきたいのですが、どうして数日・あるいは数か月不正利用に気付かない事があるのでしょうか。

理由のひとつとして考えられるのは、カード情報だけが抜き取られているという事です。
情報だけが抜き取られているなら手元にはクレジットカードがありますから、まさか情報が盗まれたなんてことにすぐ気付かないでしょう。
不正利用されて明細書を見て初めて、気付くのです。

そしてこまめにウェブ明細をチェックしていない事も理由のひとつです。
紙の明細書発行はお金かかるので、ウェブ明細にしている人も多いでしょう。
紙の明細書は1ヶ月に1回しか届きませんが、ウェブ明細は早く利用状況が反映されこまめにチェックできるメリットがあります。

でも、利用者がまったくチェックしなければウェブ明細も意味がありません。
毎月どうせリボ払いで請求額に変化がないからという理由で、チェックしていない人も多くいます。

全然使っていないはずなのにいつのまにか利用可能枠がいっぱいになっていて、おかしいと思ってチェックしてみたら過去に身に覚えのない請求があった…そんな事も考えられるでしょう。
既に支払ってしまった後に不正利用に気付いても、遅すぎます。

クレジットカードを不正利用されたらすること

では、クレジットカードの不正利用が分かったら、しなくてはいけない事をチェックしていきましょう。

1.カード会社へ連絡!

何よりも先にカード会社へ連絡をします。
これはクレジットカードの利用を一時的にストップさせる為です。
そうしないとどんどん不正利用が続いてしまいます。

2.警察へ紛失・盗難届を出す

クレジットカードを失くしたり盗まれたりしたというなら、警察へ届出を出さなくてはいけません。
カード会社でクレジットカードの再発行手続きをする際、警察で受け付けした時の番号を伝える必要があります。

3.再度カード会社へ連絡

警察へ届け出たら、次はクレジットカードの再発行手続を行いましょう。
引き落とし口座情報も再登録した方が安心です。

カード会社より再発行する為の書類が送られてくるので、必要事項を記入して送り返します。
その後カードが送られてくるまで10日ほどかかるので、それまでクレジットカードが使えないのがつらいですね。

クレジットカードを再発行する時の注意点

クレジットカードの不正利用があればカードの再発行が必須ですが、いくつか注意点があります。
まず、無料で発行はできません。
カード再発行には、300円から2000円の手数料がかかります。

それからカード番号が変更になってしまいます。
番号を変更しないと、不正利用がなくならないからです。
カード破損の為に再発行する場合は、例外で以前と同じ番号を引き継げます。

また再発行してカード番号が変更になる場合、審査が必要になることもあります。
本格的な審査をしなくても、信用情報機関への照会は行われると思われる為、申込時より借入状況が悪化した人は利用限度額の引き下げなどされてしまう恐れがあります。

不正利用利されたのに保障されない?
不正利用してもカード会社の保障があるから大丈夫と、あまり楽観視してはいけません。
いくら不正利用だったとしても、保障されない事があるのです。

保障される為にはいくつか条件があります。

・警察へ届け出ている事
・不正利用発生から60日以内の届け出である事
・カードの利用規約違反がない事
・カードの管理がしっかりとされている事
・家族による利用ではない事

例えばクレジットカードの保管状況が悪く、酔っ払って落としてしまった、暗証番号のメモをカードに書いていた…そんな場合は保障されない事があるので注意しましょう。

気になるのはやはりカードの利用規約違反です。
カード現金化はカード会社の利用規約違反行為に当たるので、現金化行為がきっかけで不正利用された、現金化業者に騙されてしまったというケースでは保障されないでしょう。

身に覚えのないカード請求があった時まとめ

クレジットカードの利用明細書に知らない請求があったら、まずはその請求が本当に身に覚えのないものなのかを確認し、速やかにカード会社へ連絡する事が大事です。
後回しにしてしまうと、せっかくの保障も受けられない可能性があります。

でもそれには、自分が利用しているクレジットカードの管理をしっかり行っている事が肝心です。
単純にカードが盗まれないように保管しているというだけではなく、データもこまめにチェックしなくてはいけません。

いつもカード会社任せ、請求されれば何も疑う事なく支払うのみ…
そんな生活では、不正利用に気付くのも遅くなってしまい、気付いた時には手遅れになるでしょう。

こまめに自分のカードの利用状況をチェックするのは、今自分がいくら使っているのかを自覚する事に繋がり、計画的なクレジットカードの利用ができます。
クレジットカードはとても便利なものなので、使いすぎで自分の首を絞めてしまうような事なく大事に使いたいものです。

また、不正利用が発覚した後も速やかに順を追って再発行手続きを行いましょう。
そうする事で長くクレジットカードといい付き合いができると思います。

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