キャリア版iPhoneを分割払いで買うときのプランが分かりづらかったので整理しました。
意外と知られていないかもしれませんが、キャリア版のiPhoneは回線契約なしでも分割払いで買うことができます。
ただし、支払い総額で言えば、iPhoneの分割払いはAppleStoreで買った方が安くなります。
では、キャリア版iPhoneをあえて買う理由はあるのでしょうか。
その辺の含めて、キャリア版iPhoneはいくらするのか、Apple版iPhoneとの値段の違いは、キャリア版iPhoneを分割払いについて詳しくみていきましょう。
端末のみ契約とSIMフリー
まず前提として、キャリアの携帯料金は、回線と端末を分離することになっていて、回線契約なし(端末のみ)でも分割でスマホを購入することができます。
また、購入したスマホはSIMフリー版なので、回線契約なしで買ったスマホには好きなSIMを入れて使うことができます。
例えば、ドコモで端末のみを分割購入したiPhoneにauのSIMとか他の格安SIMとかを入れて使っても問題ないわけです。
分割払いの月々支払額
では、キャリア版スマホを本体のみで分割購入した場合の支払い額を整理してみましょう。
各キャリアとも以下のような分割購入プランが用意されています。
SoftBank=新トクするサポート
au=スマホトクするプログラム
docomo=いつでもカエドキプログラム+
名称は違えど、サービス内容としてはほぼ同じです。
では実際にiPhone15 128GBをキャリアの分割払いで買ったときの支払い額を比較してみましょう。
SoftBank 新トクするサポート |
au スマホトクするプログラム |
docomo いつでもカエドキプログラム+ |
||||||
24回で返却 | 48回払いで 買い切り |
24回で返却 | 48回払いで 買い切り |
24回で返却 | 48回払いで 買い切り |
|||
1回目 | 1,833 | 1,833 | 1回目 | 3,340 | 3,340 | 1回目 | 3,300 | 3,300 |
2回目 | 1,833 | 1,833 | 2回目 | 3,340 | 3,340 | 2回目 | 3,285 | 3,285 |
3回目 | 1,833 | 1,833 | 3回目 | 3,340 | 3,340 | 3回目 | 3,285 | 3,285 |
4回目 | 1,833 | 1,833 | 4回目 | 3,340 | 3,340 | 4回目 | 3,285 | 3,285 |
5回目 | 1,833 | 1,833 | 5回目 | 3,340 | 3,340 | 5回目 | 3,285 | 3,285 |
6回目 | 1,833 | 1,833 | 6回目 | 3,340 | 3,340 | 6回目 | 3,285 | 3,285 |
7回目 | 1,833 | 1,833 | 7回目 | 3,340 | 3,340 | 7回目 | 3,285 | 3,285 |
8回目 | 1,833 | 1,833 | 8回目 | 3,340 | 3,340 | 8回目 | 3,285 | 3,285 |
9回目 | 1,833 | 1,833 | 9回目 | 3,340 | 3,340 | 9回目 | 3,285 | 3,285 |
10回目 | 1,833 | 1,833 | 10回目 | 3,340 | 3,340 | 10回目 | 3,285 | 3,285 |
11回目 | 1,833 | 1,833 | 11回目 | 3,340 | 3,340 | 11回目 | 3,285 | 3,285 |
12回目 | 1,833 | 1,833 | 12回目 | 3,340 | 3,340 | 12回目 | 3,285 | 3,285 |
13回目 | 3,359 | 3,359 | 13回目 | 3,340 | 3,340 | 13回目 | 3,285 | 3,285 |
14回目 | 3,359 | 3,359 | 14回目 | 3,340 | 3,340 | 14回目 | 3,285 | 3,285 |
15回目 | 3,359 | 3,359 | 15回目 | 3,340 | 3,340 | 15回目 | 3,285 | 3,285 |
16回目 | 3,359 | 3,359 | 16回目 | 3,340 | 3,340 | 16回目 | 3,285 | 3,285 |
17回目 | 3,359 | 3,359 | 17回目 | 3,340 | 3,340 | 17回目 | 3,285 | 3,285 |
18回目 | 3,359 | 3,359 | 18回目 | 3,340 | 3,340 | 18回目 | 3,285 | 3,285 |
19回目 | 3,359 | 3,359 | 19回目 | 3,340 | 3,340 | 19回目 | 3,285 | 3,285 |
20回目 | 3,359 | 3,359 | 20回目 | 3,340 | 3,340 | 20回目 | 3,285 | 3,285 |
21回目 | 3,359 | 3,359 | 21回目 | 3,340 | 3,340 | 21回目 | 3,285 | 3,285 |
22回目 | 3,359 | 3,359 | 22回目 | 3,340 | 3,340 | 22回目 | 3,285 | 3,285 |
23回目 | 3,359 | 3,359 | 23回目 | 3,340 | 3,340 | 23回目 | 3,285 | 3,285 |
24回目 | 3,359 | 24回目 | 3,340 | 24回目 | 3,285 | |||
25回目 | 3,359 | 25回目 | 2,728 | 25回目 | 2,943 | |||
26回目 | 3,359 | 26回目 | 2,728 | 26回目 | 2,943 | |||
27回目 | 3,359 | 27回目 | 2,728 | 27回目 | 2,943 | |||
28回目 | 3,359 | 28回目 | 2,728 | 28回目 | 2,943 | |||
29回目 | 3,359 | 29回目 | 2,728 | 29回目 | 2,943 | |||
30回目 | 3,359 | 30回目 | 2,728 | 30回目 | 2,943 | |||
31回目 | 3,359 | 31回目 | 2,728 | 31回目 | 2,943 | |||
32回目 | 3,359 | 32回目 | 2,728 | 32回目 | 2,943 | |||
33回目 | 3,359 | 33回目 | 2,728 | 33回目 | 2,943 | |||
34回目 | 3,359 | 34回目 | 2,728 | 34回目 | 2,943 | |||
35回目 | 3,359 | 35回目 | 2,728 | 35回目 | 2,943 | |||
36回目 | 3,359 | 36回目 | 2,728 | 36回目 | 2,943 | |||
37回目 | 3,359 | 37回目 | 2,728 | 37回目 | 2,943 | |||
38回目 | 3,359 | 38回目 | 2,728 | 38回目 | 2,943 | |||
39回目 | 3,359 | 39回目 | 2,728 | 39回目 | 2,943 | |||
40回目 | 3,359 | 40回目 | 2,728 | 40回目 | 2,943 | |||
41回目 | 3,359 | 41回目 | 2,728 | 41回目 | 2,943 | |||
42回目 | 3,359 | 42回目 | 2,728 | 42回目 | 2,943 | |||
43回目 | 3,359 | 43回目 | 2,728 | 43回目 | 2,943 | |||
44回目 | 3,359 | 44回目 | 2,728 | 44回目 | 2,943 | |||
45回目 | 3,359 | 45回目 | 2,728 | 45回目 | 2,943 | |||
46回目 | 3,359 | 46回目 | 2,728 | 46回目 | 2,943 | |||
47回目 | 3,359 | 47回目 | 2,728 | 47回目 | 2,943 | |||
48回目 | 3,359 | 48回目 | 2,736 | 48回目 | 2,946 | |||
支払総額 | ¥58,945 | ¥142,920 | 支払総額 | ¥76,820 | ¥145,640 | 支払総額 | ¥75,570 | ¥149,490 |
買取額 | ¥83,975 | ¥0 | 買取額 | ¥68,820 | ¥0 | 買取額 | ¥73,920 | ¥0 |
合計 | ¥142,920 | ¥142,920 | 合計 | ¥145,640 | ¥145,640 | 合計 | ¥149,490 | ¥149,490 |
どのキャリアでも最大48回の分割払いを金利0%で利用するができて、月々の支払い額は、多少差もありますが、2,000円〜3,000円くらいになっているようです。
返却プログラムか?買い切りか?
この支払い方法の最大の特徴は、本体を返却することで残りの支払いを免除させることができる点です。
もし、支払い24回目(2年目)で機種を返却すれば、残りの残債(ソフトバンクなら¥83,975円)が免除されます。
言い換えれば、本来14万円くらいするiPhone15を¥58,945で2年間使うことができるとも言えます。
この仕組みは、言い換えれば、使った期間だけ代金を払って途中で返すことができるということなので、スマホのリース契約と言えるかもしれません。
ちなみに、上の表では比べやすいように24回目で返却する前提で揃えてありますが、キャリアによってはもっと早く返せばそれだけ支払額が少なくなるプランもあります。
値段はどこが安い?
キャリア版iPhone15 128GBを買ったときの支払い総額
支払い方法 | ソフトバンク | au | docomo |
---|---|---|---|
2年で返却 | ¥58,945 | ¥76,820 | ¥75,570 |
48回払いで端末買い切り | ¥142,920 | ¥145,640 | ¥149,490 |
同じiPhone15 128GBを端末のみで買ったときでもキャリアによって値段が微妙に違っていて、全期間分割で買っても、途中で返したとしても、ソフトバンクが一番安く買えます。
一番安いソフトバンクと一番高いドコモを比べるとその差は6,570円で、本体価格からすると4.3%ほどの違いがあります。
製品が同じなのだから値段も同じかと思いましたがこれは意外でした。
AppleStoreで買ったほうが安い?
しかし、iPhoneを買えるのは携帯キャリアだけではありません。
実は、iPhoneはキャリア版で買うよりAppleStoreで買ったほうが安くなります。
AppleStore:124,800円(最大36回払い)
AppleStoreで買うとキャリア版よりも2万円以上安いです。
さらにAppleStoreでも36回分割払い(Paidy Apple枠)が金利0円で利用できるので、分割払いで買うにしてもAppleStoreの方が安いです。
キャリア版iPhoneを分割払いで買う理由はある?
結論から言えば、iPhoneはキャリア版で買うよりAppleStoreで買ったほうがお得ということになります。
が、あえてキャリア版iPhoneを買うメリットがあるとしたらどんなことあるのか考えてみました。
1年〜2年で買い替えたい
iphone15 128GBをソフトバンクで買うとすると、分割払いは24回で支払い総額が¥58,945になります。
AppleStoreで買った場合124,800円ですから、差額65,855円になります。
つまり、2年後には端末を65,855円で買い取ってもらえることがが約束されているとも言えます。
2年落ちのiPhoneをメルカリとかで購入時の半額で売れるかと言えば、それは難しいので、短期間(1年〜2年)で次々と買い替えるような人は、キャリア版を買うのも悪くないかもしれません。
Apple Storeで分割が組めないとき
AppleStoreでも分割払いがあって、iPhoneならPaidyの36回払い、Oricoの24回払いが金利0円で利用できます。
PaidyもOricoも信販会社として独自の審査基準を設けているので、もしこれらのショッピングローンが組めないときは、キャリア版の分割払いを選ぶ理由にはなるかもしれません。
また、AppleStoreの分割回数は最大でもPaidyの36回払いなので、それ以上の回数で分割したい場合は、キャリア版を選ぶしかありません。
キャリア回線の契約の割引を期待する場合
一定の条件を満たして、キャリア回線契約をすると機種代金が値引きされるプランがあります。
例えば、
・MNPで乗り換え
・22歳以下
・特定の回線プランに加入
などです。
数万円割引されたり、ポイント還元を受けられることがあるので、元々キャリア回線を契約するつもりだったのなら、キャリア版iPhoneを回線契約付きで利用するのも悪くないかもしれません。
ただし、割引プランはキャリアごとにも時期によっても違うし、Apple版に比べて元々高いキャリア版のiPhoneを買うほどの割引がつくのかは確認する必要があります。
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