債務整理後でもクレジットカード現金化は可能?

※同記事の内容には一部広告が含まれます。

支払いきれなくなった借金は少なく整理して、再度返済計画を立てることができます。
そのことを債務整理と呼びます。
クレジットカード現金化を利用しようと思う人はお金が足りなくてピンチの人ばかりですよね。
中には債務整理後に現金化したいと思う人もいるでしょう。
でも債務整理したのにカード現金化は利用できるのでしょうか。

債務整理には種類がある

一言で債務整理といっても、種類があります。
債務額や生活状況によって最適な債務整理方法があるのですが、一体どんなものがあるのかみてみましょう。

◆任意整理

基本的には債務者が債権者と直接交渉し、利息カットなどをして債務整理して行く方法です。
ですが債務者の代理として弁護士や司法書士が請け負うことも多いです。
持っている債務すべてを整理せず、自分で交渉したい業者を選ぶことができます。

◆特定調停

特定調停は任意整理と同様に債務整理をしたい業者を選ぶことができます。
しかし任意整理と違うのは、簡易裁判所が介入する点です。
裁判所が間に入り、債務整理を進めていきます。
裁判所には債務者本人が出廷するのが基本ですが、弁護士なら代理を務めることができます。

◆民事再生

比較的多額の借金でも大幅に整理ができ、尚且つ住宅ローンを残すことができます。
住宅ローンを除く借金総額が5,000万円以下の人じゃないと利用できません。

◆自己破産

任意整理、特定調整、民事再生は整理した後に残った債務を、原則3年以内で返さないといけません。
そのため継続的に収入を得られる状態であることが大切です。
しかしどんなに整理しても借金は一切返せる状態じゃないというなら、自己破産があります。

自己破産はすべての債務を対象とし、返済義務が無くなる手続きです。
多額の借金も破産が認められれば、一切返済義務は無くなります。
自己破産に対する誤解が色々とありますが、職の制限もほとんど影響しませんし家族に内緒で行うことも可能です。

クレジットカードを残すことができるなら現金化もOK!

債務整理といったらすべての借入先を対象にするものというイメージがありますが、そうではありません。
任意整理と特定調停は、自分で整理をしたい業者を選ぶことができます。

ですからクレジットカードの利用分は債務整理せず、残しておくことが可能なのです。
金利の高い消費者金融のみ債務整理し、銀行とクレジットカードだけ整理しないという方法もできます。

任意整理や特定調停をしてもクレジットカードを整理の対象にしなければ、ショッピング機能を使って買い物し、カード現金化することもできます。

しかし債務整理をしなければ、金利も元金もそのままの状態で残ります。
整理した借金も基本的に3年以内で返済しなくてはならないのです。

債務整理するぐらい返済不能に陥ったのに、残したクレジットカードで現金化を利用してしまうと、その後の返済が苦しくなってしまいます。
整理したものとしなかったものを今後返済し続けられるぐらいの余力が残っていないといけませんね。

現金化後の債務整理は?

ではクレジットカード現金化した後の債務整理はどうなるのでしょうか。
業者を使っても自分でする方法でも、現金化利用した後に債務整理は可能です。

複数借入先があるうち、金利の高い消費者金融のみ債務整理してクレジットカードだけ残すことだって可能です。
そうすれば債務整理した後でもクレジットカードを問題無く利用ができます。

ただし、クレジットカードを債務整理してしまうと、今後はカードが使えなくなります。
信用情報機関には債務整理をしたことが登録されてしまうため、5年間は新規のカード作成やキャッシングは一切できなくなります。

約5年で債務整理の情報はクリアになると言われていますが、クレジットカード会社は独自に顧客の情報を保管している可能性が高いです。
ですから一度債務整理が原因で解約してしまったクレジットカードは、2度と作れない恐れがあります。

カード現金化で債務整理ができなくなるかもしれない?

クレジットカード現金化を利用してピンチを乗り切ろうと思っていたけど、状況は変わらず結局債務整理をする羽目になることはよくあります。
現金化の後に債務整理をすることはできるのですが、自己破産だと免責が下りない恐れがあります。

もしカード現金化を目的としてクレジットカードを利用したことがばれれば、免責不許可事由になると判断されてしまうかもしれません。
借金が増えた結果首が回らなくなり、自己破産こそが最後の希望になるはずなのに、それさえ認められなくなってしまう恐れがあるのです。

自己破産手続きを予定しているときは、カード現金化を利用しない方が無難でしょう。

自己破産の手続きをするには費用が必要になります。
その費用を工面するために、クレジットカードのショッピングを活用するという方法を思い浮かべるかもしれません。

絶対にばれない方法でできるから安心というときにはいいのですが、破産することが分かっているのにクレジットカードを使う行為も後々の手続きに悪影響を及ぼす恐れがあります。
できれば自己破産の費用は知人や家族に相談するか、分割払いを弁護士に相談するといいでしょう。

破産しないようにするには

カード現金化を利用する時はお金に困っているときです。
現金化して得たお金でピンチを乗り越えられたらいいのですが、金銭状況はすぐに改善されるものではありません。
カード現金化でさらに借金は増えますし、返済がさらに苦しくなって破産へと拍車をかけてしまうこともあります。

カード現金化が破産の要因にならないようにするには、できるだけ少ない額を利用するようにするのが大切です。
還元率が気になるので欲張って多めに申し込む人もいるのですが、たくさんショッピングするとその分支払いが大変です。

必要最小限のお金を借りるようにし、できるだけ早く家計が正常化できるように努力しましょう。
また、既に自転車操業が始まっている状態でカード現金化をした人は、早めに債務整理を検討しましょう。

債務整理も一部分だけ着手できる任意整理などといった手段があります。
早めに手を打っていれば任意整理だけに留まり、破産までせずに済みます。
大事なクレジットカードを失わないためにも、現金化利用額を抑えることと早めの債務整理はしっかりと覚えておきましょう。

カードでお金を作るには?

クレジットカードを持っているなら、現金化サイトを利用してお金を作ることができます。

手続きはスマホからの申込で、30分程度で入金してもらえて現金化できます。

申込み条件はクレジットカードなどの各種対応カードを所有していることのみ。審査で落とされる心配はありません。

最近では、クレカがない人でも、後払い系バーチャルカード(ペイディ、バンドルカードなど)や、携帯系プリカ(auPAYプリペイドなど)が使える業者も増えています。

以下におすすめの現金化サイトご紹介しておきます。

おすすめのカード現金化サービス